戸隠神社は、奥社(祭神・天手力男命)、中社(祭神・天八意思兼命)、宝光社(祭神・天表春命)、火之御子社(祭神・天鈿女命)、九頭龍社(祭神・九頭龍大神(地主神))の五つから成ります。

戸隠神社(奥社)

戸隠神社(奥社)

 天岩屋戸神話に登場する天津神・天手力男命をお祀りする神社。祭神・天手力男命の神名は、手の力の強い男の意です。
 天手力男命という神名から分かるように、この神は天照大神が隠れた天岩屋戸の扉をその強い力で開けました。
 伝説によれば、天岩屋戸の扉を放ち投げ出したところ、信濃国戸隠山に落ちたとされ(天岩屋戸が戸隠山になったとも)、これにより戸隠神社では天手力男命を祀るようになったということです。

戸隠神社(中社)

戸隠神社(中社)

 天八意思兼命をお祀りする神社。天八意思兼命は、天照大神が天岩屋戸に隠れた際に、知恵を出し、岩戸を開くための策を練ったを作ったとされる神様で、知恵の神様ともされています。

戸隠神社(宝光社)

戸隠神社(宝光社)

 天八意思兼命の子・天表春命をお祀りする神社。