二条城

 二条城。徳川家康が上洛の際の居館として造営した城。徳川家康の将軍宣下と、大政奉還が行われたことで有名です。1994年、世界遺産に登録されました。京都では、神社仏閣以外で世界遺産に登録されたのは、この二条城が唯一の例。
 家康と豊臣秀頼(秀吉の子)が会見したとき、家康が秀頼の成長ぶりを見て恐れをなし、豊臣家を滅亡させる決意をしたといいます。
 恐らく当時は京都御所を望むことができたであろう位置にあり、徳川家康の力が誇示された建物です。防備が十分とはいえない城だといわれますが、それに対して家康は、「一日二日持ちこたえれば援軍がくる」、「敵の手に落ちたとき奪い返しやすい」と答えたということです。
 第二次世界大戦後は、GHQの意向により敷地内にテニスコートが作られたそうです(現在は庭園)。

二条城

寺田屋

 寺田屋。坂本龍馬の常宿として知られています。龍馬の奥さん・おりょうとの関連でも有名です。

寺田屋

壬生屯所

 壬生屯所。
 書く必要もないくらい有名ですが、現在は和菓子屋さんを営んでいらっしゃいます(「屯所餅」がおすすめ)。
 私が行った日はちょうど夏休みであったためか、八木邸の中で芹沢鴨暗殺に関するお話も聞けました。

壬生屯所

西本願寺太鼓楼

 西本願寺太鼓楼。西本願寺は浄土宗本願寺派本山で、世界文化遺産にも登録されています。
 新選組は最盛期に西本願寺を屯所としていますが、当時の様子を偲ばせるのは太鼓楼のみです(北集会所は明治期に解体され、姫路市亀山本徳寺に移築)。
 ただ、新選組は寺の敷地内でありながら砲撃訓練を行ったり、殺生を行ったので、西本願寺の人からは嫌われていたようです(というより、当時の京都の人々は、多くが新選組を嫌っていたようですが……)。

西本願寺太鼓楼

 幕末京都と銘打ってありますが、幕府側の有名どころがほとんどになってしまいました。
 いずれ機会を見て(京都へ行って)色々な史跡を回りたいと思います。